「ブラックベリー」日本での次の一手 RIM日本法人社長に聞くモバイル-最新ニュース:IT-PLUS

本格展開し始めたのは昨「BlackBerryBold」を発売してからだ。ここ1年で顧客数が数倍というペースで急成長しており、証券会社や総合商社、医薬品メーカー、政府機関などでも導入が進んでいる。実質的にはまだ1年しか経過しておらず、これから努力してさらに認知度を上げていくつもりだ。

――日本のスマートフォン市場はアップル「iPhone」の一人勝ちだが、シェアを伸ばすためにどんな戦略を立てているか。

 我々もアプリケーションを強化していく。特に一般ユーザー向けにはソーシャルサービスのアプリを充実させる。まだ時期は明言できないが、北米などで提供しているアプリ配信サービス「AppWorld」を日本でも展開していく。

――現在はNTTドコモのBlackBerryBoldだけだが、機種数を今後拡充する予定は。

 北米でもアジアでもかなりの数の機種を投入している。日本でもできれば複数から選択できる仕組みを作りたいと思っており、検討は進めている。RIMではBoldを上位機種と位置づけており、それ以外の(初心者向けなどの)機種も考えていきたい。

 ――RIM本社の社長兼共同CEO(最高経営責任者)であるマイク・ラザリディス氏がMWCの基調講演で「Super Apps」という新しいコンセプトを示した。どのようなものになるのか。

 これまでの携帯向けアプリは、単体の目的を果たすものでしかなかった。Super Appsでは複数のアプリの連携を強化する。GPS(全地球測位システム)の位置データと連携して周辺地域の情報を表示したり、ネットオークションの入札から落札までの情報をプッシュ配信して買い物を効率化したりする。様々なアプリが連携する世界は、RIMが独自に開発するわけではなく、アプリ開発者とともにこれから作っていくことになる。

――日本での今後の目標は。

 これまでRIMはまずは北米優先、次が欧州という具合で、アジア太平洋地域は出遅れていた。これから巻き返しを図りたい。日本は文字コードが2バイトであったりと海外メーカーには不利な条件があるが、なんとか克服していきたい。

「ブラックベリー」日本での次の一手 RIM日本法人社長に聞くモバイル-最新ニュース:IT-PLUS

時期は明言できない、というのは多分比較的最近か全く予定がないかだと思うのですが、期待して待っていていいのでしょうか。
個人的にはdocomoはそれこそBlackBerryスマートフォンとしてではなく、2台目需要を狙えるページャー端末として認識して、通常のランニングコストを落として2台持ちを狙っていくという路線を走ってほしいと思います。
そういう方向にRIMもプッシュしてもらいたいです。2台持ちというポジションはそれこそまだどこも実現できていないですから。