BlackBerryBold9700の外観おさらい

docomoからBlackBerryBold 9700が発売されることになった。
今回はその外観を9000と比較しつつ紹介していこう。
どこが変わったのか興味がある人には必見だといえる。
 
と、思う。
 
まずは正面から。並べたところ。
横幅、長さ共に9000より小さくなっている。
逆に画面は縦が大きくなっているのがわかるだろうか。

やはり気になるのはキーボード周辺部分。
キーは縦方向は若干、横は結構小さくなっている。
しかしながらキーの打ちやすさはあまり変わらない。
9000の方が確かに打ちやすいのは事実だが、それは9000の方がより打ちやすいというだけで、9700が打ちにくいというわけでは決してない。


今回特筆したいのがトラックボールではなくトラックパッドを採用した点だ。
iPaqのh4700やサムスンi780など、トラックパッドにこれまで痛い目を見てきた者としては、9700のトラックパッドには当初否定的だったのだが…
これが実際使ってみるとトラックボールより格段にいい。
まず素晴らしい点がトラックボールのように汚れないという点。
それはもちろん見た目が汚くならないということもあるが、何よりゴミが詰まって誤作動を起こさない(動かないというのも誤作動の一つだ)という点が素晴らしい。
ほかにもアイコンやメニューの選択時に、トラックボールのように押し込み時に若干回転して狙いを外す、というような事が無いのが非常にうれしい点だといえるだろう。
操作性はトラックボールと全く遜色ない。逆に物理的に物をコロコロ回すのではないため、指先が痛くならないのがありがたい。
唯一トラックパッドは内側から光を照射して動かしているので炎天下時に屋外で若干操作性が落ちる場合があるが、それは使い方次第でなんとでもなる。


背面。
配置は異なるがカメラとカメラライトが一つずつ。
9000が背面全部が蓋だったのに対し、9700は背面の4/5程度が蓋になっている。
また9700は背面にスピーカーがついている。Boldの文字の上に一つだ。

9000はかぶせるように背面に蓋をするが、9700はスライドではめ込むように蓋をする。
スライド式で比較的ぴっちりしているため、9000の頃に問題になったような蓋のがたつきは皆無だ。
ちなみにバッテリは共用できる。
9700は蓋を外したところにmicroSDポートがある。

両サイド。
向かって右側はボリュームコントロールボタンとサイドボタン。

向かって左側はヘッドフォンジャック、USBポート、サイドボタンは共通。
また本体下部に充電用端子がついているのも共通だ。
USBポートは9000がminiに対し9700はmicroになっている。
また向かって左側は9000にはmicroSDポートが、9700にはストラップホールがついている。
さらにボタンの配置だが、9000ではベゼルの上に配置されているのが、9700では本体上に配置されている。
また、ベゼル自体も9000では横を覆うと同時に正面からもかなり見える形状になっているが、9700では主に横を覆うようになっていて正面からはあまり見えない構造になっている。
9000は両サイドにスピーカーがついている。

本体底面。
底面には9000は蓋を外すための金具と電話のマイク、ストラップホールがつている。9700はマイクのみだ。
ストラップホールは9700では向かって左側に移動したが、これは充電用のチャージングポッドを使った際、底面にストラップがあると安定が悪い、充電できない場合がある、といった問題点を改善したものだと思われる。

本体上部。
9000にはミュートボタン(スタンバイモードへ移行)がついている。
真ん中の凹みはベルトクリップホルスターなどを取り付ける際、固定するための穴だ。
9700は一見なにも無いように見えるが、実は上部の左右はボタンになっている。
それぞれキーガードとミュートボタンになっている。


このように9700は9000の後継ながら、かなり色々な部分で改善がなされている。
性能的にも大きく向上しているので、乗り換えを検討して損はない、正当進化の名機だといえるだろう。